シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ミッション:インポッシブル/フォールアウト

 シリーズ最新作を観た。人気が拍車を掛け、製作費は過去最高、上映時間も2時間半に及ぶところ。さぞかし弩派手な映像かと言えば、ほとんど爆発シーンもない。ところがこれは凄いと認めるしかない。
 前作の続き、ローグネイションの思いっ切り体を張ったアクションを見事に継続、スパイものとしても大人が満足する意表を突いた展開だ。前回の若干物足りないクライマックスも、本作はまさに手に汗握るタイムリミット・アクションで大満足である。
 大好きなゴースト・プロトコルの明るいエンタメとは、毛色が違う意味で本作は素晴らしい。ハードに徹しているトムの気迫が遠景からも伝わってくる。
 この作品のためにヘリの操縦を覚え、ほとんどのアクションをスタント無しでやっているのが信じられない。ジャッキー・チェンも真っ青である。どこまでが本物で何がCGか分からないガチな映像の連発に、2時間半の時間は決して長くなかった。ある意味、CGや特撮が介在しなかった頃の、純粋なスパイ・アクションの究極を観たような感じだ。
 配役もいい。前回オイラをメロメロにしたレベッカ・ファーガソンが続投。今回太ももを魅せないのが残念。敵はなんとヘンリー・カヴィル、ついにイーサンはスーパーマンと戦うことになった。アレック・ボールドウィンがCIAからIMFの長官になって、今回は頼もしい味方に。そこがどうも自然でなく、役者の希望が反映したのかもしれない。
 字幕版で鑑賞したが、やはり映像に集中できないので日本語バージョンが見たくなる。これはDVDがレンタルされたら借りたくなるなあ。