シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

G.I.ジョー バック2リベンジ

 2009年公開したGIジョーの続編。前作に続いて莫大な制作費を投資した娯楽大作だ。
 子供の頃、GIジョーを着せ替え人形としてよく遊んだ。それはコンバットの世界だったはずが、この映画シリーズではガッチャマンに近い。

 近未来的なガジェットの攻防で、スケールのでかい戦いを魅せた前作を続編も引き継ぎ、観る者を飽きさせない。リピートして楽しい、ビールのツマミと言っていい。ただ、前作でみせた登場人物の人間関係を続編ではほとんど無視、チャニング・ティタムに至っては序盤であっけなく爆死。さすが中国人監督は遠慮というものを知らない。この監督はきっと「エイリアン3」が好きに違いない。
 忍者軍団の攻防もスケール・アップ、まさにガッチャマンである。その本拠地は日本なのだが、日本人は誰もいないという見事なキャスティング。同じ東洋人のくせに日本と韓国、中国の区別が付かない大昔の白人監督と同じ所作。笑えるの〜( ̄▽ ̄)

 主演?のドウェイン・ジョンソンはいい。相変わらずキレキレの体だ。新メンバーのエイドリアンヌ・パリッキというオナゴはイカしてる。彼女は新生ワンダー・ウーマンなのだ。今回のイ・ビョンホンの扱いにはガッカリだ。ロールパンナちゃんにしか見えない。そして・・またかブルース、もはや客寄せパンダ以外の何者でもない。
 本作でオイラが感心したのは2点。まずは、敵の親玉を収監した刑務所の所長だ。どう見ても簡単に殺される流れなのに、攻める敵を結構追い詰める。なんとも予想外だ。もう一つはクライマックスに出てくる戦車が実にカッコいい。
 親玉が逃げたので、3作目も多分作る気だろう。よしよし、作れ作れ!