シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

タイヤ新調

 6月に車のリクエストスイッチが壊れて修理した(2019/6/8 リクエストスイッチ)とき、タイヤがそろそろ限界だと言われた。たしかに山は心もとなく、表面はひび割れが出始めている。8月がタイヤ・フェアで安くなるというので、4本交換することにした。

 2種類の見積もりがあり、今までと同じものと少し高級品のものが書かれている。1万ちょっと高い。違いを聞くと、乗り心地は変わらないが、長持ちらしい。普通なら今までと変えたりしないのだが、高級な物にしてみた。そんな気分だったのだ。

 1時間弱で終了。見た目がちょっと違うと思ったら、ミニバン用らしい。どこが違うかというと、路面と設置する山だけでなく、側面も補強されているらしい。実は以前、新品のタイヤに横から鋲が刺さり、即交換という苦い経験がある。側面からのパンクは修理できないのだ。よって、そこが強化されているのは十分な安心感がある。

 以前のタイヤより、1万キロは多く乗れるだろうとのこと。これで後5年位乗れるかもしれない。

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ワイルド・スピード/スーパーコンボ

 ワイルド・スピードのスピンオフであるスーパーコンボを観た。これは番外編らしく、自由気ままに作られたA級エンタメ作品だ。

 ワイルド・スピードは近年弩派手に進化してきたが、カーアクションを主体とするアクション映画というスタイルを誇示してきている。スピンオフの本作ではその辺の縛りを解いて、笑いと弩派手アクションの王道路線を貫いた。しかし、ファミリーを描くことは忘れず、若干幼稚な夢物語にテーマ性を持たせている。

 主演はドウェイン・ジョンソンジェイソン・ステイサム。もはや、観るまでも無く面白いに決まっている。お決まりの犬猿の仲から最後はスーパータッグでめでたしめでたし。敵の黒いスーパーマンを演じるのがイドリス・エルバ。負けない存在感を持たせるため、ほとんどSF映画風情になってしまった。ヒロインを演じるヴァネッサ・カービーという女優はよく知らないが、結構キレのあるアクションをこなしてキュートだ。腐れ縁の相棒の妹で、いい感じになってしまい、アニキは許さねえ~というパターンもよくある話である。

 さて、本作でクライマックスをサモアの仲間と原始的な戦いに持っていったのはユニークだ。おかげで肉弾戦の見所が一杯である。ただ、妙につまらない会話のシーンも多く、おしゃべりなCIA職員と航空保安官は必要だろうか。この辺が地元アメリカでのウケ狙いなのかもしれない。日本人にはクリス・タッカー同様、ウザイだけに感じる。


『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』最終予告映像

キャプテン・マーベル

 どうにも魅力を感じないヒーローであるが、アベンジャーズ/エンドゲームまで観てしまったので、このスーパーガールの生い立ちも観る必要があろうとレンタル。

 ところが予想に反して結構面白かったというのが正直な感想だ。作品自体はさすがにA級のエンタメとして、迫力、スケール、スピード感、笑いと過不足ないバランスの良さがあった。

 オイラはまったくアメコミを読まないので、このキャラも本映画で初めて知る。エンドゲームでぶっちぎりの能力を披露していたので、まさか地球人の設定とは思わなかった。なかなか練られたストーリーで、単純な勧善懲悪ではない。かといって難解な方向に振っていないのがよい。敵と思った相手、味方と思った連中、予想もしない展開にトイレへ行くのも忘れる。

 主役を演じるのはフリー・ラーソン。「キングコング髑髏島の巨神」でカメラマンをやっていたが、ツラがでかいのでこっちの役の方がお似合いだ。ジャンプスーツは気に入らない。ジェード・ロウが中途半端な役で登場。ディズニー配給だとしかたがないのか。サミュエルが本作のキモであった。CGで若返り(違和感まったくなし)三の線を美味しく演じている。

 クライマックスで覚醒した主人公は、もはや別人。まさにスーパーガールに大変身、一気に子供向けヒーロー作品にシフトする。でもシリアスな作風ではないので、不満はない。残念なのは、エンタメとして唯一お色気が足りない。女性ヒーローには不可欠な要素が欠けている。弩Sなだけでは女王様とは言えない。


映画『キャプテン・マーベル』本予告

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 終了

黄金の風」が終了した。シリーズ中、もっとも漫画で表現し難いと思う本作をどうアニメ化するのか、大変興味深かった。とくにクライマックスだ。

 終わってみれば、こんなに原作を忠実に動画にするとは恐れ入った。登場人物とキャラクターの再現はイメージどおりで、ファンを裏切らないスタッフの心意気が感じられる。動画にすると、ブチャラティが主人公ではないか思わせるほど存在感が強い。本来主役であるジョルノは、その性格から表に出ず、そこがまた面白い。「忍たま乱太郎」パターンだ。

 さて、問題のクライマックスである。漫画で表現し難いディアボロの能力と、チェリオッツ・レクイエムによる精神の入れ替えは、アニメーションによって分かり易く表現された。それでもゴールド・エクスペリエンス・レクイエムの能力は、初見の人では理解できまい。

 本作は、コアなジョジョ・ファンの間では最も人気が高いと言う。ディオの息子がギャングスターに昇り詰めるスピンオフであり、血生臭く、難解な能力合戦といったR15指定でも不思議ではない作風を持つ。最終話の「眠れる奴隷」でテーマ性を持たせる終わり方自体、大衆受けを微塵も考えていない。

 コアなファンのためのアニメ化であり、カルト性の高い作品だ。


ジョジョの奇妙な冒険黄金の風 最終回OP

 

ブルーレイ・レコーダー更新 その2

 東芝のレグザDBR-W1007にレコーダーが変わって数日経過、最初は取り扱いに戸惑いもあったが、リモコンを含めて慣れてきた。まだ8年間使ってきたSONYの方が分かり易いという不満はある。番組名で録画する機能が無いのは使いにくい。HDMI以外の端子が無いというのも不満だ。特に良くなったと思えるところも無い。録画容量が500ギガから1テラに増えたのは大した意味はない。オイラは300ギガもあれば十分なのだ。

 ブルーレイの再現はどうだろう。前機は機動の遅さに呆れてしまった。あれから8年、キャプテン・マーベルのブルーレイをレンタルして確認。おお、かなり読み込みが早くなっている。余談だが、この映画でPCが読み込むのを待っている人を見て、主人公が何をやっているのか?と聞くシーンがある。まさにそれだ。

 途中でストップして再生してみる。やはりレジューム機能は無く、最初に戻ってしまった。ブルーレイが流行らない最大の理由だと思う。画もさほど進化しているようには見えない。徹底的にコストダウンした生活必需品の風情そのものだ。

ブルーレイ・レコーダー更新

 2011年に、SONYのBDZ−AT750Wという商品を買ったことを報告している。そのブルーレイ・レコーダーが死んだ。(2011/9/26 ブルーレイ・レコーダー購入)あれから8年近くハードに使ってきたのだから、よく持ったものだ。しかし録画したものは全てパーとなった。朝ドラが観れないじゃないか!

 懇意のショップに相談、東芝のレグザならあるという。安けりゃ何でもいいので、さっそく出向いた。すると、店員の勘違いで在庫が無いと言う。もう・・お金も卸して来たのにぃ。展示品に、「残り5台」なんて張り紙したまんまじゃないか。

 取り寄せるか・・しかし個別注文では価格が上がってしまう。すると店長が「5000円引きで持って行かんか?」と展示品処分を切り出した。とにかく早く欲しいので、即決。ついでに番組のセットアップも全部やってや!

 ということで、仕様も知らないで持ち帰って接続した。おお!さすがに初期設定も無く速攻で使える。ん・・?これは・・RCA出力端子が無いぞ。HDMI端子しかないのだ。これではアンプに繋ぐことができないじゃないか。聞くと、今時の安物はこれが普通らしい。アナログアンプに繋ごうとするのは常人ではないのだ。

 しかし、東芝製は初めてだ。慣れるのに時間が掛かりそう。以前、SONY製を実にチャチな造りだと書き込んだが、これはそれを遥かに上回ってオモチャ臭い。しかも展示品・・8年前と同じ言葉で締めくくろう。3年持つだろうか?

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MQA-CD×UHQCD(テレサ・テン)

 UHQCD盤のハイレゾCDは、現在最高音質のCDだろう。オイラの機器はMOA対応ではないので、その折り畳まれたハイレゾ情報は聴くことができない。しかし時間軸情報の精度向上からか、以前サンプル盤を購入して聴いたときはタマゲタ高音質に変化していた。

 そんなMQA-CD×UHQCDの「テレサ・テン」ベスト盤が生産限定で発売されたので買ってきた。もちろん、曲は知ったものばかり。目的は音質だ。以前、ルビジウムクロックによるリマスタリングされた盤と、マークレビンソンが監修した中国ABCレコードのベスト盤を比較した。(2016-09-01  ルビジウムクロックCD「テレサ・テン」編)今回も、最強を誇る中国ABCレコード盤との比較をする。

 その結果は、実に興味深いものだった。ルビジウム盤と違って音が濃い。そして、音の分離とSN感が良く文句の付け所が無い高音質だ。エコーと溶け合うテレサ・テンの声が、ここまでハッキリ聴こえる盤は初めてだ。音質最高はMQA-CD×UHQCD盤に譲られた。ところがである。比較すると解像度が甘い中国ABCレコード盤も魅力があるのが分かる。これがマスタリングの個性というか妙味なのだろう。フラットでない音楽の起伏と包まれる心地よさがあるのだ。芸術性が高いとでも言えばいいのか・・ある意味、最強盤である牙城は崩れないなあ。

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 バズケロさんのブログを見ると、テレサ・テンの最新SACDを買われている。これも相当興味があるが、いつもバズケロさんに先を越されているので悔しいから買わない!