シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ヒューズを磨く

 連休中に、バズケロさんからヒューズの接点を磨くと良いと教わった。これを試してみたい。

 日本オーディオのDACは、背面から簡単にヒューズを取り出すことができる。実は高音質なヒューズの存在を知って、交換を目論んでいた。ところがバージョンアップのとき渡辺社長からのメールで、すでに吟味してあるとのこと。マニアもやらない対策をする方なので、当然と言えば当然。しかし、磨くというのは盲点だった。

 何で磨こうか。在り合わせでやるしかない。まずは、接点をオヤイデのクリーニングスティックで研磨する。その後、残留物を無水アルコールで清拭し、仕上げにCOPPER Contact PROをひと塗りした。小さなヒューズ一個を磨いただけなので、試聴結果に自信が無い。ところが結構な改善が聴き取れたのである。

 全域で雑味が払拭されたようで、僅かにあった明るい帯域が無くなっている。これは、SN比のような「何となく・・」ではない。具体的には、森昌子の「越冬つばめ」イントロ部分で、中高域の不自然な明るさが無くなっている。おかげでボリュームが上げられるので実に大きな違いだ。

 気付かなかった間接音が聴き取れるようになった。これもおそらく、マスキングしていた雑味が取れた恩恵だろう。そして、何より嬉しいのは、低音が固まりにならず軽やかでいて沈み込むようになったこと。それで弾むビートは軽やかなのに、クラシックの低弦はグッと重厚感がでるようになってきた。COPPER Contact PROの影響もあるかもしれない。

 ケーブルの端子を磨いても、こんな変化は感じたことが無い。バズケロさんに感謝!

 

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ANON アノン

 2018年のB級SF作品。

ガタカ」のアンドリュー・ニコルクライヴ・オーウェンアマンダ・サイフリッドを率いて彼らしいSF作品を披露してくれた。

 記憶がすべて管理された電脳社会、こんなプライベート皆無の世界はあり得ないだろうが、アイデアとしてはいい。攻殻機動隊のようなCGで金を掛ける世界にすると、A級に仕上げなくてはならない。ここは極力低予算でハードな内容勝負に割り切ったニコル監督、実に大人っぽい手腕でSFらしさを表現している。

 サスペンスに重きを置いた展開は、その独特な世界観の説明もほどほどにして、謎を畳みかけてくる。それでも意外と分かり易く、記憶を共有し、視覚をハッカーするという荒唐無稽に結構着いていけた。

 新犯人が意外な人物と判明するが、その説明はちょっと弱い。ハードな作りなので、そこは残念なところだ。クライマックスも地味と言えばそれまでだが、彼女が最後に消えるシーンをどう解釈するかで評価も変わるだろう。

 まあ、ちょっと大人っぽいSFを観たい人にはいいだろう。アマンダの可愛いオッパイも見れるし。


ANON アノン

 

ぬくもりの森

 ぬくもりの森は浜名湖の東にある、西洋の絵本に出てくるような一区画で、はじめは知る人ぞ知るレベルのファンタジックな空間だった。以前は写真撮影もできなかったが、完全に観光化されたようなので連休に行ってみた。

 開園が10時で、10時15分に駐車場へ到着。ところがすでに第1駐車場は満車で、第2駐車場を案内された。こりゃとんでもない人気である。

 着いて観ると、本当に小さなエリアである。混む前に写真を撮りまくった。その様相はネット画像で知っていたので、感心はすれど驚くほどではない。ディズニーランドに来たような錯覚を感じた。印象的なのは、女性達や外国人の笑顔だ。いわゆるカワイイとはこれなのだな。

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カテゴリーの追加 ~佐鳴湖撮影

 ブログを(新生)してから、サイドバーの表示にカテゴリーが無かったので加えることにした。また、最近デジカメを更新したのでカメラを持ち歩くことが多い。そこで、カテゴリーに「撮影」の項目を増やしてみた。今後、「その他」の中から撮影を目的にしたものを分けていく。

 GWの天気の良い後半、朝の佐鳴湖へ行ってみた。昔は水質汚染が酷かったが、今では野鳥や魚が住み着く自然が復活して心地よい。

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令和のバズケロ・サウンド(後編)

 さあ、JBL部屋のドアを開けさせてもらおう。

 やはり、今までエソのX-03のあったところに鎮座したdcs Pucciniが目を引く。お隣のアナログプレーヤーも弩級のもの(名前がわからん。)になっている。そして、JBL4338の足元を見て唖然。あの重量級SPをフロートしている。そして、機械的アースによって縦方向はリジットにし、横方向はフリーとするバズケロ・ロジックが見て取れた。事実、4338は小指で押しても動くのだ!スゲエ Σ(゚д゚;)

 さっそくデモで聴かせていただいた、スパニッシュギターのデュオ?バチバチ圧倒される迫力に座椅子へ押し付けられるようだ。これだよな~バズケロサウンドは!しばし、圧倒サウンドを堪能していると、これらは全てアナログレコードによるものだった。2階のハーベス部屋もそうだが、バズケロ邸のアナログサウンドはCDと判別できないほどスクラッチノイズが聴こえない。驚異のSNだ。

 バズケロサウンドの進化をまじまじ感じたのはここからである。dcs Pucciniの出番がくると、唖然。JBLに有るまじき(失礼!)深い奥行展開に目が点になる。クラシックのオーケストラはステージ感が凄い。暗闇で鳴らせば目前に4338が鳴っていると誰が信じようか。

 ちなみに、バズケロ邸に行くときはあえてヘンテコなディスクを持って行く。こんな驚異のシステムで録音の良いメジャーな定番を聴いてはもったいない。(笑)近所のよしみで、試聴会などではお目にかからんディスクを掛けさせてもらうのだ。オイラはファドや演歌、ヘビメタを聴かせてもらう。そういう意味では、共にしたおじさんZさんも負けていない。伝家の宝刀、太田裕美マーラーを持ってきた。

 いやはや、dcs Pucciniの音場感はまさに新しいバズケロ・サウンドの始まりだ。在り得ない音楽の両立を実現していると感じる。だから「何でも来い」なのだ。それが、半端ない使いこなしに裏打ちされているから平伏するしかない。

 自宅に帰って呑みながら考えてしまった。自分の持って行ったCDや持っているソフトが、バズケロ邸では低音が圧倒的な量感を覚える。過剰なほどにだ。しかし、知らない高音質なソフトを聴くと、素晴らしいバランスで鳴り渡っていたのである。これはつまり、我が家のシステムは低音不足ということだ。FALの弱点は低音にある。分かってはいるが、さあどうしたもんか・・

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令和のバズケロ・サウンド(前編)

 連休でバズケロさんから御呼ばれがあり、おじさんZさんと共に久々のバズケロ・サウンドを堪能しに行った。

 バズケロ邸に赴くのは1年ぶりである。(2018-5-13 バズケロ邸の進化 参照)あれからの「バズケロ音楽紀行」を読むと、かなりの変遷があったらしい。なによりも、JBL部屋のメインCDPがエソからdcsに変わったのは興味深い。午前10時に到着すると、すでにおじさんZさんは2階のハーベス部屋でシステムを物色していた。

 挨拶もそこそこに、オイラもついジロジロ・・ほう、JBL部屋にあったエソのCDPがこっちに移動している。アナログプレーヤーが2台に増えてるし、若干SPの間隔が狭まっているな・・ん?全機器の下に砂箱が置かれているではないか。こりゃかなり音が変わっただろうなあ。

 聴かせてもらうと、まったく一変している。以前は小音量でフワっとした癒しの空間だったのが、ジャズをメインにかなり積極的に鳴らされているようだ。それでも癒しの目的は変わらず、ソフトな音色が心地よい。驚愕したのが、開放されたとなりの廊下に出ようが、SPの背面に行こうが音のバランスが変わらないこと。まるで無指向性SPのようだ。なので、SPとの三角形頂点になるベスポジションに座る必要が無い。実際、そこに座してもピンポイントな音像が出現するわけでもない。誤解のないように加えると、決してピントを暈しているわけではない。部屋というか、2階そのものが鳴っているような感じだ。バズケロさんもほとんど通常の試聴椅子に座らないという。実に自然で会話の邪魔にならず、それでいて積極的に音楽を聴かせる空間に仕上がってる!と、感じた。こりゃオイラと異なる方向性の理想かも・・

 外に昼食を摂りに出る時間ももったいない。バズケロさんがサンドイッチを買ってきてくださり、その場で談笑しながら昼食。午後はいよいよJBL部屋だ。~つづく~ 

 

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コーヒーブレイク 平成から令和へ

 ついに令和元年が始まった。かといって何もオイラの周囲では変わるものでもない。

 平成の30年間はそのままオイラのオーディオ史だった。レコードで音楽には親しんでいたが、オーディオに興味を持ったのはCDの時代からだった。30年もやっていればそれなりに満足のいく音が出ていて当然だ。令和になってどうするか・・当然、どうもしない。今まで通りである。

 で、令和一発目は久々にSACDを掛けよう。超マニアックな「みすゞのうた」をチョイス。連休だし、リラックスだ。ん・・・・?

 音が変だ。佐藤成宏のテノールがフォルテになると、妙な緊張があって音がピリつくのである。何だろう?日本オーディオのDACを介したCD層ではそんなことはない。オイラのシステムはSACDよりCDの方が音が良いのだが、これはそんな事ではない。頭をひねりながらしばらく聴いているとピリつきは消えた。

 数ヶ月はSACDを掛けていなかったので、回路が冷えていたのだろうか。イメージ的には、古い風船のゴムが張り付いてスムーズに膨らまない感じ。ゴムが一旦馴染めば元どおりだ。

 なんてことはない。令和もイイ感じでいけるな。

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